2024年1月、大阪市立晴明丘南小学校の4年生を対象に、伝統工芸の体験学習を行いました。
今回のテーマは、「手間・アイディア・値段」を学ぶこと。子どもたちは、ただ作るだけでなく、ものづくりの価値や職人の工夫について考える機会となりました。
🔹 お香作り体験 – 伝統工芸に触れる
今回の体験学習では、日本の伝統文化である**「お香作り」**に挑戦しました。
お香は昔から日本人の生活の中に根付いており、香りを楽しむだけでなく、心を落ち着かせる効果もあります。
子どもたちは、実際に天然の香料を使い、自分だけのオリジナルお香を作ることで、職人がどのように商品を作り、価値を生み出すのかを体感しました。
🔹 「手間・アイディア・値段」について考える
職人が日々、どのようにしてものを作るのか?
この体験学習では、以下の3つのポイントを重視しました。
手間(てま):
- ものを作るには、時間と努力が必要であることを学ぶ。
- 簡単に作れるものでも、職人は細かい調整を行いながら仕上げる。
アイディア:
- ものを作るだけでなく、どうしたらもっと良くなるか? を考える。
- 形や香りの組み合わせでオリジナリティを出すことの大切さを学ぶ。
値段(ねだん):
- 自分が作ったものの「価値」はどこから生まれるのか?
- 材料費+手間+デザイン=商品価値 という考え方を学ぶ。
この学びを通して、児童たちは日常の生活でも「ものの価値」について考えるきっかけになりました。
📌 児童たちの感想
体験学習の後、子どもたちからは次のような感想がありました。
💬 「職人さんがどれだけ時間をかけているのか、よく分かった!」
💬 「香りを作るのが楽しかったけど、値段をつけるのが難しかった」
💬 「お香を作るのにたくさんの工程があることを知って、ものづくりの価値が分かった」
ものを作ることは簡単ではなく、試行錯誤の繰り返しであることを実感したようです。
📌 まとめ & 今後の展望
今回の伝統工芸の体験学習は、単なる制作活動ではなく、ものづくりの背後にある価値を学ぶ機会となりました。
今後も、児童たちが職人の視点で考え、創造力を発揮できるような学びを提供していきたいと思います。
🔹 次回の体験学習もお楽しみに!